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4.資金はいくらいるの?
さて、ここまでで株式取引を行うために最低限必要な情報について述べてきました。
では今回は、どのくらいの資金を株式取引に用いたらいいかを説明しましょう。
いきなり結論を言ってしまうと、
です。最近では個人投資家を集めるために、各企業が最低取引単位を引き下げているので、10万円以下で買える株の種類も豊富になってきているからです。
ただし、この資金量ではせいぜい2単位までしか買えませんし、買える株の種類も限られてきます。特に、10万円以下で変える株が豊富なのは新興市場なので、これくらいの資金で株式取引を行う人はどうしても新興市場に流れてしまうでしょう。
個人的には、初心者の方はあまり新興市場に手を出さない方が賢明かと考えます。なぜなら、
- 値動きがかなり激しい(これがいいという人もいる)
- 倒産リスクが高め
- 株価が市場心理に左右されやすい=妥当な株価をとらえにくい
からです。
特に3番目が私にとっては一番痛いポイントです。妥当な株価が分からないと言うことは、
ので、本業に思いっきり支障をきたすのです。なので、株式取引に慣れて、精神的にタフになった頃に手を出した方がいいでしょうね。ちなみに私はまだめったに手を出しません。チキンですから。
閑話休題
では、本当のところ一体いくらあればいいのかと言うと…
のです。いやだからそこ、腐った卵を用意しない。
人によって用意できる金額は違うと思いますが、大体100万円くらいが目安でしょう。これ以下だと制限が厳しくなるので、勝てるチャンスが少なくなります。
ただし、いくら多い方がいいといったところで、生活ができなければ話になりません。生活に必要な資金(通称イノチ金)には絶対に手をつけないようにしてください。
ちなみに、イノチ金で株取引もしくは博打をやると、不思議なくらいに負けます。漫画やドラマなどに出てくる、給食費を博打にまわすダメ親父の例ですね。
では、次回はこのように多めに資金を確保した上で、どのような買い方をしたらいいのかを説明します。
おまけ
「20万円」と聞くと、おそらくほとんどの方が「ミニ株?」と考えるでしょう。が、
なぜならば、
- 手数料が高い
- 買える株の種類が限られる
- 指値注文ができない
- 取り扱う証券会社が少ない
- 売買時間帯が通常と異なる
この5点があるからです。
何より痛いのが手数料の高さで、最低取扱料が「10〜20万円分の取引で525円」と、結構割高となっています。(参考までに、単位株取引のネット相場は大体0.1%です。)
ミニ株で10万円分の株を買った場合の手数料率は0.5%となり、単位株を買った場合の5倍の手数料を取られるのです。
こんなんじゃあ勝ってもたかが知れてるよ…(10%上がっても1万円やし…)
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