1.青色申告って何?
「
やさぐれ税金講座」ではいろいろと税金対策について書いてきていました。その中で言っていたことの中に、
所得税、住民税を少なくしたければ、青色申告しましょう |
というものがありましたね。
しかしながら、サラリーマンや学生の方などは「青色申告って何やねん?」という人も多いでしょう。
そこで今回からは、青色申告について私が経験してきたことを基に、いろいろ解説していこうかと思います。
青色申告を簡単に言うと
すんごい簡単に言ってしまうと、
(個人営業をしている人に対しての)合法的な税金減らし |
なのです。なぜこのような制度を作っているのかというと…
日本国内いろいろな人が、様々な種類の職業を生業としていますね。
税金によって成り立っている日本国としては、全ての人からキッチリと税金を巻き上げたいと考えています。
しかし、サラリーマンや公務員などの所得を把握しやすい人はいいのですが、個人で事業をやっている人は、各種の収入や支出を自分で管理しているために、ちゃんとした所得を把握することは難しいのです。
もちろん各事業に対して立ち入り検査を行えば、シッカリと税金を取り立てることができますが…はっきり言ってそんなことをすれば、取り立てにかかるコストがかさんでしまいます。
そこで各個人事業者に対して、
俺様(ニホン国)が決めた形式で各種収入、支出を申告したら
所得税を減らしてやろうではないか、おう。 |
として、自分たちの労力を減らしていこうとしているのです。
自分たちが楽をするために、形式を指定しているので、その見返りとして税金の減額があると考えられますね。
どんな人ができるの?
ココで解説している所得のうち、
事業所得、
不動産所得、
山林所得を得ている人が対象となります。要は自分で事業とかをやってる人ですね。(そのまんま)
簡単に具体例をあげると…
青色申告できる具体的な職業 |
所得の区分 |
|
具体的な職業名 |
最大控除額 |
|
|
|
|
事業所得 |
|
商店主(なんちゃら屋さんとか)、理髪業(床屋、美容室など)、開業医、鍼灸師
(フリーランスの)デザイナー、作家、漫画家、農家、ネットショップオーナー(アフィリエイトをやっている人も含む) |
65万円 |
不動産所得 |
|
アパート、マンションの大家、駐車場オーナー |
65万円 |
山林所得 |
|
林業 |
10万円 |
などなど。
具体的な例を挙げてみると勘違いされそうなのですが、
サラリーマンや学生など、他に本業を持っている人、
または年金暮らしをしているような人でも
副業として事業、不動産、山林所得があれば青色申告可能 |
なんです。できる人はちゃんと青色申告して、税金を減らした方がいいですね。
最初に話すこととしては、こんなところでしょうか。
では次回からは、もう少し突っ込んだ内容を述べていきたいと思います。
現在ランキング参加中
イイ!!と思ったらクリックお願いします。
|