やさぐれ学生の株ラボ
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  証券会社を選ぼう

 株式取引には、証券会社に口座を開設する必要があることを「基礎の基礎編 3.証券口座を開設しようで説明しました。

 しかし、「どの証券会社を選んだらいいの?」ということが初心者の悩みです。はっきり言って分かりません。

 もちろん、財産を増やす目的があるので、コストパフォーマンスがよい必要があります。かつ、株価情報や四季報など、サービスがいい必要もあります。

しかし、コストパフォーマンスとサービスを兼ねそろえた証券会社は、ありません!
 だから、コストパフォーマンスのよい会社と、サービスのよい会社を組み合わせるのです。

 そこで、私が試行錯誤した末に行き着いた証券会社を紹介します。


最初に口座開設をお勧めする証券会社 (サービス編)

証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
成行 指値
オリックス証券 約定
代金の
0.105%

最低
735
約定
代金の
0.126%

最低
735
信用取引
無期限信用取引
為替証拠金取引
REIT
日経先物
オプション
無料 即時無料入金
サービス

みずほ
UFJ
東京三菱
ジャパンネット
三井住友
郵便貯金

 サービスについて

 最もオススメの証券会社、オリックス証券です。ちなみに私が最初に口座を開設したところです。
 ここの取引手数料も、「基礎の基礎編 3.証券口座を開設しようで述べた金額と大差がなく、E*トレード証券などと比べると若干割高です。

 (追記)2005年1月31日から、手数料が引き下げられました。これによってE*トレード証券と変わらない金額となり、自信を持って最もオススメする証券会社となっています。

 ここをお勧めする理由としてもう一つ、総合投資情報ツールの「オリックス・マーケットプラス」があるからです。
 このツールは、会社四季報、株式スクリーニング、投資関係のニュース、チャートのテクニカル分析が無料で使える優れものです。

 ここを取引口座にしてもよいのですが、口座を開設だけしておき、ツールだけ使うという手も有効です。


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
50万未満 50
〜100万
100〜150万 150万
E*トレード証券 525 945 1155 1680 外債
カバードワラント
為替証拠金取引
米国株
外国債券
外貨MMF
信用取引
アカウント
アグリゲーション
無料 即時無料入金
サービス

みずほ
UFJ
スルガ銀行
東京三菱
ジャパンネット
三井住友

 サービスについて

 ネット証券会社ではもはや有名なE*トレード証券です。
 株式売買手数料も安く、種類は少ないですが外国債券も購入可能です。
 かつ、カバードワラントも扱っており、株式売買に慣れた人は、これでヘッジをかけることもできます。
 また、スクリーニング機能や、自分の所得株式の時価を自動計算してくれるポートフェリオ、モーニングスター社の企業レポートも使用可能です。

 (追記)2005年9月現在、50万円未満の場合の手数料がさらに引き下げられました。

 株式どの他に、「MoneyLook」という名前の、アカウントアグリゲーション(ネットバンクの一元管理システム)も提供しているので、ネットバンクを複数持つ方にオススメです。


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
成行 指値
カブドットコム証券 〜2万円
105円

2万〜20万
500円

20万〜100万
1050円

100万〜1000万
1890円

1000万超
1000万を超えた分に対して、100万円ごとに42円加算
〜2万円
630円

2万〜20万
1025円

300万〜500万
1575円

100万〜1000万
2415円


1000万超
1000万を超えた分に対して、100万円ごとに42円加算

信用取引
投資信託
米国株
カバードワラント
プチ株
無料 専用口座に
振込み

 サービスについて

 東京三菱系が経営している証券会社、Meネット(ミーネット)証券です。

(追記)カブドットコム証券と合併し、社名はそちらに移ったようです。

 ここの取引手数料は、まぁそこそこ…といった感じでしょうか。約定金額が低い(10万〜20万)株を扱う場合には、結構割高となるかもしれません。

(追記)合併により、手数料も

 しかし、ここをお勧めする理由は、やはりサービスです。
 扱っている無料ツールの種類が多いです。(テクニカル分析用のツール、ポートフィリオシュミレータ、スクリーニングなど、かなり充実しています)ので、ここの口座を作っておき、ツールだけ使う…というのがかなり有効です。(私もやってます)以下にそのツールのうち、最も他社と差がついているテクニカル分析ツールの概要を説明します。


 kabuスコープ … 投資金額、市場、一日平均売買代金などを入力、選択すると、 売買シグナルを発生してる銘柄が一覧表示されます。 この売買シグナルは11種類のテクニカル分析に基づいたものです。

 kabuカルテ  …  銘柄別に11種のテクニカル指標による24パターンの売買シグナルの発生状況、 これに基づく過去2年間の投資成果、勝率などの診断結果が一覧表示されます。kabuスコープとリンクしており、より詳細な分析も可能です。

 カブボードチャート … 38種類のテクニカル指標を自由に編集したチャートを作成することができます。また、企業のファンダメンタル面を閲覧することも可能です。


 …などなど。もちろんこれはテクニカル用のみを挙げているので、更にポートフィリオシュミレータ、スクリーニング機能も充実しています。


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
定率取引 定額取引
成行 指値
マネックス証券 約定
代金の
0.105%


最低
1050
約定
代金の
0.1575%


最低
1575
約定代金
300万円
ごとに

2625
夜間取引
貸株サービス

信用取引
為替証拠金取引
カバードワラント
商品先物

無料 即時無料入金
サービス

UFJ
東京三菱

ジャパンネット
みずほ

スルガ銀行
郵便貯金

 サービスについて

 マネックス証券と、日興ビーンズ証券が統合して一つの証券会社になりました。
 2つの証券会社を合わせただけあり、サービスに関して恐ろしく優れた証券会社になっていますね。これでもう少し手数料が安ければ完璧でしたが…

マネックス由来のサービス
 まずは、夜間取引ですね。これは、言葉のまま夜間でも株式の売買が可能である、ということで、平日17時から23時59分までです。売買値はその日の終値で、変動なしです。平日のザラ場に取引するのが難しい…という人にオススメです。

 もう一つが、貸株サービスです。現物で所有している株は、配当権利確定日までは、金利という観点からは利益を生まない存在ですよね?(株価の変動除く)。しかし、このサービスを用いると所有している株を誰かに貸すことによって、貸株料を受け取ることが可能です。
 もちろん、株を貸しているからといっても、売買に関しては全く制限がありません。いつでも売却可能です。

日興ビーンズ由来のサービス
 無料自動株価更新ツールの「リアルタイム株価」は、自動的に株価を更新するだけでなく、PERやROEなどの各種指標やチャート、気配などを表示させることが可能です。

 さらに、フィスコの週報や、アナリスト分析、機関投資家のレポートなどを、全て無料で閲覧できるところもポイントが高いです。

 難を言えば、若干手数料が高いために取引回数の多い人には取引会社としてお勧めできません。
 しかし、この証券会社は珍しいことに、逆指値をサポートしています。株価のお知らせメール(無料)と併用し、スイングから中期の取引を行うには最適ではないでしょうか。


最初に口座開設をお勧めする証券会社 (手数料編)

証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
10万
以下
10
〜100万
100〜200万 200〜300万 300万
定額取引
ライブドア証券 指値
525
1050 2100 2625 3150 3ヶ月間
無制限
56700
信用取引
為替証拠金取引
無料 指定口座に
振込
成行
525
840 1680 2100 2520

 サービスについて

 普段の手数料にはあまり相場との差がありません。しかし、最も大きな差が出ているのは、定額取引です。販売されている時期は限られているようですが、3ヶ月間いくら使っても56700円というのは、かなりオイシイです。
 1月にならすと18900円ですね。ひたすら回転売買を行うデイトレーダーには最適です。

 (余談ですが、過去に定額手数料制を行っていたリテラ・○レア証券では、1ヶ月権利を入札制にした結果、数百万円という値がついたこともありました)


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
1日定額 1月定額
〜50万 50〜100万7.5 100〜
300万
300〜500万
コスモ証券 525 1050 2100 3150

以降
500万毎
3150
追加
1ヶ月間
月50回まで
取引可能
10500

月100回まで
取引可能
21000

信用取引
国債
転換社債
無料 即時入金
サービス
(要手数料)

みずほ
UFJ
三井住友
郵便貯金

 サービスについて

 デイトレーダーには有名と思われる証券会社、コスモ証券です。

 ここの特徴は、何といっても定額制の手数料でしょう。これの前には取り扱い商品の貧弱さや、振込み手数料の負担など、問題になりません。

 1ヶ月間の間、50回までの取引ならば10500円で、100回までならば21000円で取引が可能です…
 …まぁ、上述のライブドア証券では月当たり18900円で取引し放題ですので、100回コースを選ぶならばライブドア証券で…と考えてしまいます。
 自分の売買回数をよく考えて選択してみましょう。

 現在、口座を開設すると、開設した月の間、50回までの取引手数料が無料となります。


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
1日
20万以下
100万以下 100〜500万 150万
丸三証券 無料 1050 約定
代金の
0.105%
5250 外債
夜間取引
外国株
信用取引
無料 即時入金
サービス
(郵便貯金のみ無料)

UFJ
東京三菱
郵便貯金

 サービスについて

 普通に取引する際の手数料、またサービスについてはいわば普通の証券会社です。
 しかし、ココをオススメする最大の理由としては、1日20万円以下の取引であれば、売買手数料が無料であることです。
 私がよく行う取引方法として、小額の株を何度にも回数を分けて買い増していくことが多いのですが、その場合にはどうしても手数料がかさんでしまいます。しかし、この丸三証券で取引すれば、そのような手数料に関する心配は全く必要ありません。

 現在、口座を開設すると、2ヶ月間の取引手数料が無料となります。


証券会社 株式売買手数料 商品
(日本株以外)
口座
管理料
振込み
1日計
10万
以下
1日計
300万
以下
1日計
300万〜
松井証券 無料 3150 300万
ごとに
3150
追加
中国株
信用取引
無期限信用取引
IPO落選お詫び料
オプション
カバードワラント
為替証拠金取引
米ドルMMF
無料 即時無料
入金サービス

UFJ
東京三菱

三井住友
ジャパンネット
eBANK
みずほ

スルガ銀行
郵便貯金

 サービスについて

 通常手数料は、1日の約定代金に対して加算されていく、シンプルなタイプです。
 まぁそんなことよりも…やっぱり1番の魅力は1日10万円まで1日10万円以下の取引であれば、売買手数料が無料ってことでしょうね。
 上述している丸三証券と、この松井証券で取引を行えば、1日30万円までの取引を無料で行うことができます。コツコツ買いだめる人は、両方に口座を開いておくといいでしょう。

 なお、ココはネット証券の老舗だけあって、様々な面白いサービスを行っているところでもあります。

 一つは、無期限信用取引ですが…
 なんと、ココの無期限信用取引は空売りが可能です。

 さらに、サービスの中でも最も面白いのは…IPO落選お詫び料ですね〜一銘柄のIPOに落選するごとに、50円がもらえるというシステムです。全てのIPOに申し込んで1年間落選しつづけると、それだけで5,000円位になります(笑)


 以上が、私のオススメする証券会社ですが、ここにあげものは、私の独断と偏見が大きく作用しております。


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