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6.資金の使い方 資金が100万円以上のとき
これで−基礎編−も最後にしたいと思います。今回のテーマは前回に引き続き、資金の使い方です。ただし、資金が100万円以上(できればもっと)の場合を紹介します。
まずは、基本的なところから
この2:1:1とは、「普段の投資用 : 暴落時買い増し用 : 本当に非常時用」のように分割されます。
まず、普段の投資用資金は言わずもがな、普段株式取引を行う際に使う資金です。普段はココから捻出し、これ以上の資金を株式化しないようにします。
暴落時買い増し用は、その名の通り、暴落が起こったときに買い増すのです。たいていは年に1度必ずある暴落、資金のあるものにとっては大バーゲンですからね。
本当に非常時用は、滅多なことでは使いません。とことんまで切羽詰ったときに使ってください。
ただ、単に遊ばせておくだけなのも何なので、私の場合はこの資金を外貨預金によって回しています。
それなりの単位数を購入できるだけの資金があれば、
の二点が可能となるので、投資の幅がグッと広がります。では、これらの二点について解説しましょう。
コスト平均法
私がよくやる方法です。要は、取引回数を何回にも分けて買っていき、全体の購入金額を平均化するのです。別名ナンピン買い。
さすがに単位あたり50〜100万もするような株を何回も購入することはできないので、単位あたり10〜20万程度の株でやってます。
まず、「もう妥当な値段より結構下げたな」と思ったところで1単位だけ購入。その後、様子を見てさらに下げるようならもう1単位購入…と、繰り返していくのです。
ただし、妥当な値段よりも下げていること(これの判断が一番難しい)、最大購入金額の設定は必ずしておくこと(総額100万までとか)、あまりに下げすぎるようなら損きりも考えることが大事です。
分散投資
名前のまんまです。色々な種類の株を買っておくことです。A社にX株、B社にY株、C社にZ株…というように。
ただし、あまりに分散しすぎないこと(ETFでも買っておいたほうがいいです)、買う会社のセクター(業種)は全部別にしておくことが大事です。
なぜなら… 株にはそのとき調子のいいセクターと、あんまり調子のよくないセクターが混在する傾向があります。そのため、分散しすぎると全てが平均化されてしまって、ある株の利益を他の株が相殺し、大した利益にならないからです。
また、セクターを全て同じにしてしまうと、そのセクターの調子が悪くなったときが悲惨です。
要は、自分なりのバランスを持って分散させてください。私の場合は3〜5点ですね。
まぁこんなとこでしょう。それでは、次回からは最終項の−応用編−を開始します。
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