３．所定の形式って？
これまで、さんざん
| 所定の形式で事業の収支を申告すると、税金をまけてもらえる |
ということを力説していましたね。
さすがに、「その所定の形式って何やねん？」という疑問がわいてくることだと思います。
というわけで、今回は
青色申告に必要な所定の形式について述べてみましょう。
どんな書面がいるの？
青色申告とは税務署の方々が、各事業者の収入、支出を正しく知りたいために行っている制度なので、しっかりと売上やら経費やらが複式簿記で記入された
帳簿が必要です。
なおかつ、その帳簿を元に作成した
貸借対照表、
損益計算書が必要になります。
どんな帳簿がいるの？
いくら帳簿が必要とはいえ、それが子供のお小遣い帳レベルのシロモノではお話になりませんので…
ちゃんと
複式簿記で記入してくださいね。
では以下に、必要な帳簿についての一覧をあげてみましょうか
| 青色申告に必要な帳簿一覧 |
| 帳簿名 |
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帳簿の説明 |
６５万円控除 |
１０万円控除 |
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| 現金出納帳 |
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現金の出し入れを記入した表。
「手持ちの現金がいくらか」を示しています。 |
○ |
○ |
| 預金出納長 |
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取引口座の金額推移を示した表。
まぁ〜ぶっちゃけ通帳の内容をそのまま記入すればオーケー。 |
○ |
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| 売掛金元帳 |
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売掛金の推移を示した表。
アフィリでは、承認を受けてから入金までの間、売掛金として扱うことになるのでコレがみっちり記入される…はずです。 |
○ |
○ |
| 買掛金元帳 |
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買掛金の推移を示した表。
要は「ツケで買った買い物」の一覧になりますね。カードで必要経費を落とした場合にもつけることになります。 |
○ |
○ |
| 手形記入帳 |
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手形取引の推移を示した表。
まぁアフィリの人にはあまり関係ないでしょうね。 |
○ |
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| 債権債務記入帳 |
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債権、債務の推移を示した表。
まぁアフィリの人にはあまり関係ないでしょうね。 |
○ |
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| 固定資産台帳 |
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保有している固定資産を示した表。
土地、建物、車両などが記入の対象に当たります。 |
○ |
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| その他の資産 |
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その他の資産を示した表。
有価証券などが記入の対象に当たります。 |
○ |
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| 引当金、準備金 |
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貸倒引当金、資本準備金などが記入されます。 |
○ |
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| 元入金 |
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個人事業を開始する際に使用したカネのことです。 |
○ |
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| 売上帳 |
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売上の推移を示した表です。 |
○ |
○ |
| その他の収入 |
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土地や有価証券の売買など、本業以外の事によって得たカネの推移を示した表です。 |
○ |
○ |
| 仕入帳 |
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名前のまんまです。仕入れに関しての表です。 |
○ |
○ |
| 経費帳 |
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コレも名前のまんまです。経費として計上したカネについて書かれた表です。 |
○ |
○ |
こんな感じです。
ただ、業務の内容によって不必要になる帳簿もあるので、それに関しては提出する必要はありません。（まぁ白紙で出したい人はそれでもイイですが）
帳簿をつけたことのない人には
これらをいちいち手書きで記入していくのはなかなか面倒ですよ〜
せっかくパソコンってもんがあるのですから、会計ソフトを使用して楽に済ませましょう。
私が使用しているのは、
「弥生会計」
の
体験版とかですね。
まぁこんなところでしょうか。
正直なところ、今のご時世、全て手書きで帳簿をつける人はいないかと思います。
ココを見るような初心者の方は素直に会計ソフトで帳簿管理をした方が賢明でしょうね。
では次回は、青色申告を始める際の手続きについて述べてみましょう。
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