やさぐれ学生の株ラボ
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 4.金の作り方 その2〜とりあえず金を手元に〜

 前回で、普通にバイトをした場合の収入は、大体67200〜144000円であることを示しました。
 すなわち、一月あたりこれくらいあれば足りるということです。

 さすがに時給1500円で一日6時間もできるバイトなどほとんどないので、時給1000円、月100時間で計算すると(この時給も結構高めにしてます)

月10万円

 これが、一般的な学生のバイトによる月あたりの収入として考えていきます。


 私が過去に遊び(デ○ーズさん、ごめん)でやっていたバイトは、時給800円で一日4時間(5時から9時)、週3日、月50時間だったので、月4万円でした。
 これくらいのバイトなら、他にも十分時間が余ります。ここで色々友人もできたし。

 では、残りの6万円をどうやって補えばよいのでしょうか?簡単です。

借りたらええねん

 あ、石を投げないで下さい!ちゃんと続きはありますから!


 学生といえば…そう、奨学金です。

 奨学金ならば、最大月10万円大学院生は月13万円)が貸与される(日本学生支援機構[旧日本育英会]のきぼう21プラン)ので、十分に余りが出ます。さらに、1種奨学金(卒業後も無利子月5万円大学院生は月12万円)と併用することもできます。

 さらに、学生でいる間は金利がつかないのです。これが大きい。

 もちろん、きぼう21プランでは卒業後は金利がつくのですが、この金利もかなり低いです。
 去年(2003年度)の調べでは、年0.5%!しかも固定金利です。

 比較として、みなさん社会人になったら車を買うと思いますが、その自動車ローンの金利は…

自動車ローン比較 (2004年8月現在)
銀行名 変動金利 固定金利
東京三菱銀行 6.375% 7.875%
三井住友銀行 4.875% 確認できず
みずほ銀行 5.275% 6.350%
UFJ銀行 5.375% 6.875%
いずれも優遇なしの条件

 となります。10倍は違いますね。もちろん複利です。

 「複利のチカラ」でも紹介しましたが、200万、300万という金額にこの金利がつくとえらいこっちゃになります。金利が年10万、20万円になりますし、変動金利だと今後金利が上昇した場合はさらに負担が増えることになります。

 しかし、奨学金なら月10万、4年で480万円を借りても金利は年2.4万円にしかなりません。しかも固定金利なので負担額は変わりませんし、学生の間はこの負担もありません。


 どうでしょう?かなりオイシイでしょ?
 ただ「学生」というだけでこの優遇措置が得られるのです。これを有効利用しない手はありません。

 もちろんいくら金利が安いからといっても、奨学金の実質は借金です。無駄遣いはいけません。
 なるだけ普段の生活はバイト代から捻出するようにして、足りない分を補うスタンスでいきましょう。

 では、奨学金の余りは現金として手元に残りますね?

 それでいいのです。持っておいてください。
 しかし、ただ遊ばしておくだけではもったいない。これに対して「複利のチカラ」を働かせるのです。



 次回はいかにして「複利のチカラ」を働かせるかを紹介します。


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