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 5.金の増やし方 その1〜チキンハート編〜

 え〜と、前回は奨学金を勧めていた話でしたね。
 それでは今回は、皆様が最も知りたがっているであろう、金の増やし方をご説明いたします。


 「金を作る」に比べると、「金を増やす」という作業はそれほど困難ではありません。
 世間には、「金利」と言う概念があるために

誰かに金を貸しておけば時間とともに金が増える

 のです。すなわち、

金貸しになれ

 ということです。
 もちろん、「リキ・タケウチ」扮する「萬田はん」みたいになれたら最も効率がいいのですが、金貸しをやる上で最も難しいのは取り立てです。
 まぁ私どもシロウトは、確実に取り立てられるところに貸しておきましょう。


 私たちと繋がりがあり、かつ確実に取立てが可能なところと言えば、銀行です
 つまりは、

預金しとけ

 ということです。あ、だから石はやめて石は!

 皆様が知ってのとおり、現在の日本の金利は歴史的な低さであり、公定歩合は0.1%(2004年8月現在)です。
 銀行預金の金利に至っては0.001%。何ですかこのステキすぎる数字は。そりゃ石投げるわ。


 なので、もっとマシな金利をつけるところに貸しておきましょう。
 やっと本題です。もっとマシな金利をつけるのは、別の公定歩合をつけているところ。
 すなわち外国です。

外貨預金をしておけば、まともな金利を得ることができます。

 では恒例となりつつある、実例のテーブルをどうぞ。

外貨預金金利 (ソニー銀行調べ 2004年8月現在)
通貨名 普通預金 1年定期
日本円 0.05% 0.146%
米ドル 0.35% 1.26625%
ユーロ 0.25% 1.18500%
英ポンド 2.75% 3.99125%
豪ドル 1.95% 4.73000%
NZドル 2.7% 5.74000%
カナダドル 0.05% 1.40167%
定期は1万通貨単位以下の条件

 以上のように、日本円よりもはるかにマシな金利が得られます。
 ただし、もちろんリスクもあります。
 為替の変動によって、極端な円高となった場合には、為替差益が金利による利益を圧迫する、むしろ越えてしまうこともあるので気をつけてください。

 しかし、円高の時期に外貨預金をしておいて、円安の時期に日本円に戻せば為替差益もプラスされるので、これも一つの投資ですね。


 余談ですが、外貨預金には日本円の急落に対するリスクヘッジという意味もあります。
 このことについては外貨ノススメにて。


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