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2.金持ちなのはイイことだ
今回からは、前回箇条書きにした銘柄選びのポイントについて、詳細を述べてみましょう。
では、1.時価総額が高い企業についてですが、この理由として
を挙げています。基礎の基礎編「2.リスクとリターン」でもこの倒産リスクについてちょっと触れていましたが、はっきりいってこのリスクが株式取引の中でも最大のリスクといえます。
なんせ持っている株券が、ただの紙クズとなってしまうのですから(そろそろペーパーレス化によって紙クズすら残らなくなりそうですし)。最近の例では丸石自転車あたりが有名でしょう(2004年9月現在)。
ゆえに、これだけはどうしても避けなくてはいけません。では、なぜ時価総額が高いことを理由の一つとしてあげているのでしょうか?
まぁちょっと今の時代にはそぐわない言葉ですが、終身雇用が当然であった時代には「男は会社と結婚する」といった言葉を用いられることが多かったようです。
用いるところは異なりますが、株式を購入するということは、その会社に対して自分の大事なもの(カネ)を託し、一蓮托生となる点においてこの言葉に当てはまるでしょう。
仮に自分が女性だったとして、「カネをたくさん持っている男」と「カネをほとんど持っていない男」のどちらと結婚しますか?しかも離婚は自由(笑)。当然カネを持っている男でしょう、普通は。
ちょっと浮気したり(無茶な投資とか)、アホだったり(ボンクラが社長になってしまったりとか)しても、カネがあればある程度は何とかなりますし。
これが「カネがなくて将来性のみの男」となると、バカをやったら即破産(倒産)ですね。
以上のことが、1.時価総額が高い企業を選ぶ理由です。
もう一つ、結婚に置き換えて考えてみると、3.自己資本比率が高いについても説明できます。
いくらカネをたくさん持っていて、高級外車に乗ってたり(設備投資とか)、いい家(自社ビルとか)に住んでたり、羽振りがよかったり(配当金が高い)しても、借金まみれだとダメでしょう。やっぱり。
ちょっとの遊び(ド短期投資)にはいいかもしれませんが(笑)
いかがでしたか?少なくとも倒産だけでも避けたら、かなりのリスク軽減になりますよ。
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