|
2.金利について
さて、前回は、「外貨を持つことは、日本がツブれた場合のリスクヘッジとなる」ということを解説しました。
しかし、外貨を持つ効果は、単なるリスクヘッジだけにはとどまりません。今回は、もう一つ確実にあるメリットについて解説します。
皆様が知ってのとおり、現在の日本の金利は歴史的な低さであり、公定歩合は0.1%(2004年10月現在)です。一般的な大手都市銀行の普通預金金利に至っては0.001%と、あまりにステキすぎる数字を叩き出しています。
本サイトにおいては、「複利のチカラ」に対して着目し、これを利用して確実に、かつ効果的に資産を増やすことを目的としているので、こんな低金利では話にもなりません。
なので、もっとマシな金利をつけるところに貸しておきましょう。海外においては、別の公定歩合をつけているために、日本とは比べ物にならないような高金利となっています。これを利用しない手はありません。
そこで、外貨預金、もしくは為替証拠金取引において、よく扱われている通貨の公定歩合を表にしてみました。
公定歩合一覧 (普通預金はソニー銀行 2004年10月現在) |
通貨名 |
|
公定歩合 |
普通預金 |
|
|
|
|
日本円 |
|
0.1% |
0.05% |
米ドル |
|
2.75% |
0.40% |
ユーロ |
|
1.00% |
0.25% |
英ポンド |
|
4.75% |
2.75% |
豪ドル |
|
5.25% |
1.95% |
NZドル |
|
6.25% |
2.95% |
カナダドル |
|
2.25% |
0.30% |
ユゲが各中央銀行のサイトで調べてます。英語が苦手なので、間違ってたらごめんなさい |
とまぁ、全ての国において、日本よりもはるかに高い公定歩合をつけています。最安のユーロでも日本円の10倍の値となっているのを見れば、よく分かるでしょう。
やはり銀行であるために、普通預金の金利は、本来の外貨の金利(公定歩合)よりも低めの数字となっております(銀行もカネを貸すのが商売だからね。低金利で借りて、高金利で貸すのが本業だし)。
もちろん長く動かす予定がないのであれば、外貨定期預金に預けておくと、さらに高い金利を得ることができます。ここでは紹介していませんが、定期預金には1ヶ月もの、3ヶ月もの、6ヶ月ものなどもあり、それぞれがなかなかの高金利となっています(公定歩合と大差がなくなります)。
どうでしょうか?この結果から、ちょっと言ってみたかった一言があるので、言わせてください。
…あ〜すっきり。元ネタが分かる人っているのかな…。
現在ランキング参加中
イイ!!と思ったらクリックお願いします。
|
|
|