やさぐれ学生の株ラボ
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  外貨ノススメ -基礎編-

 3.円高?円安?

 前回は、「あえて言おう、(日本の金利は)カスであると」で終わりましたね。
 つまりは「外貨を持つことは、メリットがいっぱい」ではあるのですが、もちろんデメリットもあります。まぁ使いようによってはメリットとも言えるのですが。


 何だかんだ言っても、みなさま(そして私も)日本人なので、住んでいるところが日本である以上、普段使用する通貨は日本円であります。
 で、資産が増えた減ったに関して考えるのは(基準通貨としてしまうのは)、日本円であることが多いでしょう。そのほうが分かりやすいですし。

 ここで、「円高」「円安」についてが重要となってきます。
 1.外貨を持つ意義でも触れましたが、各通貨はそれぞれ相対的な価値が時々刻々と変化しているために、

日本円から見て、ある外貨が常に一定の価値であるわけではない

 ということです。まぁちょっと小難しく言っていますが、要は

そのときの通貨レートによって、円で見た場合の所持金が変わる

 ということです。簡単に例をあげると…


 1ドル=100円の時に、1万ドルを買いました。
 そのときは、その1万ドル=100円×1万=100万円であります。

 これが、「円高」となり、1ドル=90円と場合には…
 1万ドル=90円×1万=90万円
 となります。

 また、「円安」となり、1ドル=110円となった場合には…
 1万ドル=110円×1万=110万円

 となるのです


 このように、為替レートが変化することによって生じる利益や損害を、為替差益(為替差損)というのです。

 もちろん、いずれはその国に移住して、そちらの通貨を用いるようになるのであれば、為替レートの変化は全く気にすることはありません。しかし、日本に住み続け、日本円を用いて生活する以上は非常に大きなポイントとなります。


 ちなみに、1ドル100円から90円となると「円高」、100円から110円になると「円安」と言われるので、なれない人はピンとこないかもしれません。「何で数字が小さくなったら円高?」てな感じに。

 これはあくまで、「ドルから見た円の価値」が高くなったか安くなったかを表しているのです。
 つまりは、1ドル100円から90円になった場合は、1円=0.0100ドルだったものが1円=0.0111ドルと、、

1円あたり、かかるドルが上昇している

 から「円高」、円が高くなった、と言われるのです。これとは逆の場合が円安なのです。

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