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5.103万、130万って何? (学生、主婦のバイトやパート)
いやはや、あっという間に確定申告の時期となってしまいました。(現在2005年2月)
これまでで、投資に関する税金について、大体のことは述べてきているはずですが…
今回は、投資などをまだしていない普通〜の方にも関連する、アルバイト、パートについて述べてみましょう。
よく聞くことで
学生同士、主婦同士の会話で…
「103万円以上稼ぐと税金が〜(主婦、学生)」
「130万円以上稼ぐと税金が〜(学生)」 |
ということをよく耳にするのではないでしょうか?簡単に言うと、
103万円(130万円)以上稼いでしまうと、所得税を支払う必要がある
&
(103万円以上なら)扶養から外れてしまう |
ということです。実際のところ、全くその通りです。
ただし、この103万円、130万円という数字は、あくまで「バイト、パートのみをしている場合に限る」数字であることに注意してください。
もし投資や、バイト、パート以外の副業をしている場合に、それらの収入が給与所得以外の所得となっているならば、103万円、130万円は当てはまりません。「自分には確定申告が必要か?不要か?」を判別するには、コチラのフローチャートを参考にしてください。
数字の理由は?
この103万円、130万円についての説明をするにあたって、各種の控除について分かっていただく必要があります。
この数字の意味となる控除は、
・ 給与控除
給与からの控除。この場合では65万円(それ以上の場合は、この話に沿わない)
・ 基礎控除
全ての場合において総所得からなされる控除。38万円均一。
・ 勤労学生控除
がんばって働く学生に対する控除。かなり条件付きで27万円。 |
この3つです。
各種控除のうち、基礎控除、勤労学生控除については、ココに一覧がありますので、詳細はそこで確認してください。(給与控除はコチラ)
さて、それでは各数字の意味はと言うと…
103万円 = 給与控除(65万円)+基礎控除(38万円)
130万円 =
給与控除(65万円)+基礎控除(38万円)+勤労学生控除(27万円) |
ということなんです。
「所得金額が控除よりも少ない場合には、確定申告が不要」であることから、
バイト、パートの収入が103万円(学生の場合は130万円)以下ならば
確定申告&納税が不要 |
ということです。…ただし、扶養に関してはちょっと話が変わってきます。
扶養に関してはどう関係するの?
扶養に関しては、確定申告の必要、不要とは別の問題です。扶養から外れてしまう条件としては…
ということです。別に、「基礎控除が〜」「勤労学生控除が〜」などといったカラミはありません。
バイト(パート)の給料から65万円を引いた金額が38万円を超えると
問答無用で扶養から外れます |
すなわち、
扶養から外れたくなければ103万円以上稼いじゃダメ |
ですよ。もちろん、株や外貨、アフィリエイトなど、給与以外の収入があれば、それも含めて38万円なのでご注意ください。
ちなみに、扶養から外れるとこういうことになるのでご注意を。
まぁ今回は、ココのフローチャートに関する説明みたいになってしまいましたね。
それでは次回は、「扶養から外れたくない人は?」といきましょう。
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